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ユーザー車検の注意点 光軸編 [ユーザー車検]

問:テスターで、もっとも引っかかる項目は何でしょう?

 *テスター:車両検査コースの車をテストする機械で
      許容範囲内であれば、機械が判定し掲示板に合格の
      「○」となる、外れていれば「×」となり、整備して
       再検査することになる。
 *再検査:不合格の項目を整備して再び検査すること。
      当日であれば、無料。
      翌日になると検査料金 1400円が必要となる。
      部品が手に入らず3日後の場合,3×1400=4200
       ではなく、その日の検査料金なので1400円で良い
    
答え:光軸テストです

 解説:ヘッドライトの光軸は、車の車高に関係する。
   したがって、タイヤ空気圧やサスペション(バネ)のヘタリ、
   トランクの積載品の重さ、などに関係する。
   厳密には、燃料タンクの量、運転者の体重などで車体の沈み
   が変化するので、ヘッドライト光軸は、変わってしまいます。
    ・ですから、「前回の2年前にOkだったから」はダメです
   2年間の車両変化で光軸が狂っていますので、光軸の調整をしましょう。

 調整方法
  1. 器用な方は(私)夕方、壁などにライトを当て(下向きでなくハイビーム)
   光の中心が「ヘッドライトの高さのやや低い位置」になるように調整ネジを回して
   調整します。
  2.調整方法は車の取扱い説明書を見て左右方向、上下方向のネジの位置と時計回しで
   右とか上方向など確認しておきましょう。  
   (注意:プラスドライバーで3回転以上は回さない事)
    (3回転以上、狂っていることは他に原因があり)
  3.左右は、ほとんど狂わないので調整は上下のみにしましょう。  
  4.調整後に運転席に座り光軸の位置が変わらないことを確認する
    (座って下がるようであればその位置で正規になるように調整する)

 対策:車検場の近辺の「仮検査場」で”光軸”の仮検査をしてもらうのが
    手っ取り早くて安心です。

    料金は1項目800円、の場合と、他の仮検査一式で1600円などと
    地域や場所により異なります。
 
*運が良ければ2年間で光軸が変わらない事もあります。
(胸に手を当てて良い行いをしているか?誰にもばれない
と思ってもオテントサマ(天道様)が見てるヨ。
小さい悪さをしているとタタリがありバチが当るよ。
こういうときが、運の別れ道だよ。)

整備記録表の用紙が無くなった編   車検整備 NO-4 [ユーザー車検]


 「定期点検整備記録表」は、自作でもOK

10年程、乗った時、「整備記録表」の記入用紙の残り枚数が少なくなってしまいました。
新しく「整備記録表」を購入しようと、デーラーに問い合わせしましたところ「ありません」
そこで、自家用車整備組合にも、電話で問い合せ 「売る事はできません」 
 途方に暮れました。


 困り果て、そして車検場の整備課に相談したところ「項目がととのっていればOKです」
との回答が有りました。


  パソコン・ソフトの一太郎を使いA3の大きさで作ってみました。
(今ではエクセルでしょう)そして コピー機で、A4に縮小して使用しました。


 (整備表と同じ大きさに織り込んでその都度、最終ページに挟んでおります。)

  記載内容は前回解説しましたように、自分用にオートマチック、ジーゼル、前輪駆動
 の内容で該当なしの項目は除外しました。

  6ヶ月の点検項目は ( )
  12ケ月   ( )+ □ 
 車検つまり 24ケ月 ( )+ □ +「 」  
などと期間によって実施するチェックする項目を判りやすくしました。

 このカッコや□、「 」の中に 前回以前に解説した記号を記入するのです
  点検:V 分解:○ 交換:× などです。


 この用紙で便利になった事は

  手書きで大変な箇所が助かりました。
 私の車は、ドイツ製の大衆車?で車台番号は、アルファベットと数字とで
 なんと 「17文字」で小さく枠内に手書きは大変でした
  その他に、住所や、氏名、などあらかじめ記入し印刷できるので便利です。  

整備記録の記入方法 「動力伝達装置編」  車検整備 NO-3 [ユーザー車検]

定期点検整備記録表
 大項目
   1.かじ取り装置
   2.制動装置 
   3.走行装置
    4.緩衝装置
 * 5.動力伝達装置
 * 6.電気装置
 * 7.原動機
 * 8.灯火装置等

 *今回の説明項目です。    

5.動力伝達装置 (自動:AT 手動:MT 連続可変:CVT)
    トランスミッションの油漏れ 油量 操作機構のがた
    ドライブシャフトの連結部のゆるみ 自在継手部のダストブーツの亀裂、損傷
    プロペラシャフトのセンタベアリングのがた ドライブシャフトスプライン部のがた
    デファレンシャルの油漏れ 油量
    
6.電気装置
    バッテリの液量 比重 ターミナルの接続状態 電気配線の接続部のゆるみ 損傷
    
7.原動機
   原動機のかかり具合 異音 低速・加速の状態 排気の状態
  エアクリーナーエレメントの状態 弁のすき間 エンジンオイルの汚れ 量 漏れ 
  燃料漏れ 噴射ノズルの圧力噴霧状態 噴射時期 量
  冷却水の量 ファンベルトのゆるみ 損傷 冷却装置の水漏れ 
  ラジエーターキャップの機能

8.灯火装置等
   灯火装置の作用 方向指示器の作用 警報機の作用 窓拭器の作用 洗浄液噴射装置の作用
 デフロスターの作用 施錠装置の作用 計器の作用 エキゾーストパイプ 
  マフラー取付のゆるみ
 損傷 マフラの機能 ドアロックの機能 車枠車体のゆるみ 損傷 座席ベルトの状態 
   シャーシー 各部の給油脂状態
  



達人の秘伝
1.車種によって記入しない項目
  (機構や装置が無いので点検することは不用であります。)
 ・オートマチック車  クラッチ(ペタル、作用、液量)
 ・前輪駆動車  プロペラシャフト
  ミッドシップの後部エンジン、後輪駆動車もプロペラシャフトが無いので除外   
 ・ディーゼル車  点火装置 断続装置 デストリビュータ 進角装置 キャブレータ
 ・ガソリン車 噴射(ノズル、時期、圧力、量) 但し直噴射式は記入する  
 ・ガス燃料車以外:高圧ガスを燃料とするLPGボンベを積んだタクシーなど

2.注油禁止箇所
 ホイールナットには、絶対にグリスや注油しないこと。
  (塗るとタイヤゆるみ走行中に外れトンでもない死亡事故になる)

3.ベアリングのガタの確認方法
  前・後・ホイール・ベアリングが劣化するとタイヤの回転の周期で異音がする
   ので判定できる。
  他の周期は
     ・エンジン回転の周期(アクセルペタルの踏み込みで変わる場合)
     ・ギアー比の周期(オートマチックでも1速、2速と変速する)
        ただしCVT方式は、連続可変変速機のため除外 
4.灯火装置など 
 ・ナンバー灯は、通常2ケ着いているので、「1ケ切れていても良いだろう」は大間違いで
   1ケ不点灯は、不合格となる。 
 ・方向指示器(ウインカー)は暴走族のような短い周期の点灯は、不合格となる
   断続周期は長すぎ、短すぎも不合格 (規格?約1秒周期のようであります) 
 ・ハンドルの警報装置(ホーン)の押す箇所に「ラッパ」マークの印の表示があります。
   「ラッパ」マークは日本の規格のため、外車はステッカーが貼り付けてあります。
  それが、古くなって取れてしまい、捨ててしまおうかと思いましたが
  ダッシュボードに張りつけておきました。
   何年目かの車検時、「所定の位置に着けておいてください」と指摘されました。
    (ステッカーは無ければ不合格の恐れ有り??)

** 各項目の説明をサラっと流してしまいましたが、
 ??判らない
  この用語は何??
    バッテリーの簡単な点検はどうするの??
  バッテリーの水が減ったら、どうするの??

  など等、質問、問合せがありましたらドシドシ遠慮なく記事欄に書いて
  ちょうだいネ 
  
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ユーザー車検(整備記録-2)その3 [ユーザー車検]

定期点検整備記録表
 大項目
   1.かじ取り装置
   2.制動装置 
 * 3.走行装置
 * 4.緩衝装置
   5.動力伝達装置
   6.電気装置
   7.原動機
   8.灯火装置等
 *:今回の記事です    

3.走行装置
    タイヤの空気圧、亀裂、溝の深さ、
    異常磨耗、金属片などの異物
    ホイールナット、ゆるみ
    リム,デスクの損傷、
    フロントホイールのベアリングのがた
    リアホイールベアリングのがた
    
 達人の秘伝:
   1.ホイールナットには、錆びていても絶対にグリスや注油しないこと。
    (ゆるんで事故る)
   2.前・後・ホイール・ベアリングのガタ:テスト走行して音で判定する。
     ベアリングが劣化するとタイヤの回転の周期で異音がするのですぐ判定できる。
      他の周期の例 アクセルペダルで増減する場合は、エンジン関係
             ギア比で増減する場合は、ミッション関係(AT、MT)
              (CVTはギア比が連続だから判定は困難?)
 
 (達人のコツ)
  タイヤゲージ(溝深さ計測):割り箸を約10cmカットして
                2本を輪ゴムで止める(完成)
    測り方:①片方を溝に当て、他の片方を表面になるようにずらす
        ②ずれが動かないようにしてタイヤより外す
        ③スケールに当て、差を計測する
    

     
4.緩衝装置
    シャシばね、取り付け部のゆるみ、損傷、がた
    サスペション・アームの連結部 がた アームの損傷
    ショックアブソーバーの油漏れ 損傷 がた 

  達人の秘伝:
     ゆるみの判定は、小型ハンマーで打つ
      (ゆるんでいると軽い音、締まっていると重い音)
     ガタの判定は、走行中の振動音がなければOK 
     損傷の判定は、目視点検(目で見て変形や亀裂のないこと)


 続きは次回 (5.動力伝達装置~ )


ユーザー車検(整備記録)その2 [ユーザー車検]

定期点検整備記録表
 大項目
   1.かじ取り装置
   2.制動装置 
   3.走行装置
   4.緩衝装置
   5.動力伝達装置
   6.電気装置
   7.原動機
   8.灯火装置等

その1
1.かじ取り装置:ハンドルから前輪までの「かじ取り」
   まず、ハンドルを回すとハンドルの軸が動いて回転し
   ギアボックスで回転が横の動きになりロッドアームが
   左右に動きタイヤのホイールの一端にボールジョイント
   で連結され前輪が同時に左右に動いてかじ取りとなる
    (絵が無く、わかりずらい??)
   ハンドルには、遊びがある。
   Q:遊びってなーに?
     (A:遊びがなければ、車は右に左にふらふらして
     直進できず、高速走行などできない。)

   解説(ハンドルを左右に回し遊びや”がた”が
     無い事を確認する 点検 V を左に記入する)
   と前回解説したがハンドルを左右に回し??
    これが説明しにくく、親指と人差し指で優しくハンドルを
  挟み5cmくらい静かに左右に動かしてガタと遊びを確認する  
   (わかるかなー??)この微妙な感覚を・・・

  ギヤーボックスの油漏れ
    Q:そもそもギアーボックスってどこに付いてる?
   A:運転席の足元にハンドルの軸が伸びその先がエンジンルーム
  に突き出していて、その軸に四角の箱(それがギアーボックス)
   その箱から棒が出ていて(棒:ロッドアーム)
   棒の先がタイヤの縁に固定されている  

    (特にハンドルに不具合が無ければ、左右欄に
     点検 V を記入する)      

   V  ハンドルの遊び / ハンドルの  V 
      緩み、がた     操作具合
  
  Q:ホイルアライメントとは? ヒント:3つあり
   A:1.トーイン 2.キャンバー 3.キャスタ 
  (これが狂っているとハンドルが右に取られたり
   重かったり、前輪が振らついてサイドスりップ・テスト
   が×「不合格」となるが・・・)    

  まーあ、通常、走っていてハンドルが左右に取られず
  高速走行でも真っ直ぐ走り、交差点で左右に曲がる事が
  できればOKという、ところでしょう。
   
2.制動装置
 2-1:ブレーキペタル~ロッド~倍力装置・マスターシリンダー~
   ブレーキホースを経由して~前輪(*左右)~後輪(左右)
 2-2:駐車ブレーキ:レバー~ワイヤー~後輪(左右)
 2-3:ブレーキホース~キャリパー~ディスク・パッド
    前輪のみディスクの車 4輪ともディスクの車
 2-4:ブレーキホース~シリンダー~ブレーキ・ライニング
    前輪がディスクの車は、後輪がライニングである   
 (キャリパとか用語が難しいね??)

 Q:ペダルの踏込時に床とペダルの間隔(踏みしろ)
  A:ブレーキを踏んで床との隙間が数センチ以上あればOK
  (床にペタンと着くとダメ)
 Q:ペダルの遊び?
  A:通常時にペダルを手前に引いて動く間隔
    (数センチ以上あればOK)
 ブレーキレバーを引いて、まだ引きしろがあればOK
  Q:引きしろって??
   A:ワイヤーが切れるとレバーがほぼ垂直まで引っ張れてしまう
   ここまでのゆとりのこと  (う-ん!説明が難しい?)
 Q:ホース、パイプ、ホイール、シリンダ、キャリパなどの液漏れ??
   A:漏れているとブレーキ液が減っていなければOK
      (漏れていてある量になると警報が出る)

 (達人のコツ)
   1.履物:「ガツン」と踏み込める靴をはく事
     滑りにくい「スニーカー」がよい
     スリッパはダメ  
   2.運転席を前後に調整しイスとブレーキ
    ペダルの間隔を完璧にして「ガツン」と
    踏み込めるように事前に訓練しておく 
   3.ドラム方式の車
    ドラム方式は,ライニングの厚みが充分にあっても、車検テスターでは
    タイヤが回ってしまい「×」のケースとなるので、ライニングは新品と
    交換した方が良い。
   4.車検に合格したらライニングを元に戻して車検用に保管する。
     なお、通常、走るには、戻したライニングで、ぜんぜん問題ない。
     厚みが 2mm以下になったら、交換する。
     (新品で5mmほど、磨耗限界は 1mm)
   5.前側のみでも良い
     ライニングは、前側と後側のペアで構成されているが、ブレーキ摩擦は
    前側のライニングで大半を負担しているので、前項の交換や新品の交換は
    前側のみでも良い。    

 点検記録は通常Vを記入すれば良いが以下の項目は
  ・ホイール・シリンダ、ディスクキャリパーの液漏れ
    左側の記入は マルの中にV
    ○:分解 V:点検 (分解して点検した)
  ・ドラムとライニングの隙間
    左側の記入は マルの中にA 又は×
    ○:分解 A:調整 ×:交換
    (分解して調整、又は交換した)       

 続きは次回  「3.走行装置」から

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